プロフィール

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徳川喜則(とくがわ よしのり)
ナレーター、ボイスアクティベーションコーチ。

ナレーター事務所を経て、2012年からフリーランス。
その後、Actor’s Rings SYMBION にて俳優・樋口隆則氏に師事。
NYでサンフォード・マイズナーの直弟子となった樋口氏から演技構築アプローチを学ぶ。

2014年から、BodyChanceにてアレクサンダー・テクニークを学ぶ一方で、
キャシー・マデン氏に師事。

ナレーターとして活動しながら、
WEBサイト【声優・ナレーターのための『カラダトリセツ』】を運営。
ナレーターや声優をはじめ声を使うすべてのパフォーマーに向けて、
パフォーマンスの質を上げるためのアイディアを綴る。

2017年には【声のトリセツ】をスタートし、コミュニケーションやプレゼンなど、声を使う全ての人に向けて、より声を効果的に使うためのアイディアを発信。

ITにも精通し、プロジェクトマネージャ/データベースエンジニアとしても活動。

ナレーター公式サイト yoshitokugawa.com

 

■出演(ナレーション / ボイスオーバー)
E テレ「テストの花道」、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、
株式会社個別教育舎、株式会社ロッキーズコーポレーション、
WEB動画やデジタルサイネージなどのナレーション 他。

 

■出演(映画)
Actor’sRings SYMBION VOL.5  『晴れわたる空』

 

 

あなたの声をサポートします!

 

声優、ナレーター、アナウンサー、レポーター・・・

声を使う仕事に憧れ、目指す方はたくさんいます。

高校を卒業したばかりの若い方、
いったんは会社に入られたけれど再度チャレンジされる方、
状況は様々ですが、いわゆる声優養成所やボイストレーニングなど
声を使う仕事につくための学びの場に通われます。

そこにはたくさんの先生方がおり、たくさんのことを学ぶことが出来ます。
メソッド、テクニック、などなど。
ですが、そこで学ぶことはソフトウェアでしかありません。

特に養成所では、様々な原因で養成所から去ることを選択し、
学びを続けることを諦めてしまうケースも見られます。

とても悲しいことだと思います。

私もその一人です。

特定のハードウェアだけでしか動作しないソフトウェアもあるように、
声の仕事に関係するテクニックも、ハードに依存します。

ですから、先生の言っていることが理解できない、分からない、自分には合わないということは
当然あり得ることなのです。

にもかかわらず、学び手は自分の中に原因を探し始めます。

「ここがダメだ」
「あそこがダメだ」
「努力が足りない」
「練習しなきゃ」

こうして、「声の仕事がしたい」という彼の夢は、
次第に彼の人生を脅かす存在になるのです。

そうならないために、ソフトウェアの部分も大事だけれどハードウェアも同時に変えていく必要があると思いました。

声優やナレーターにとってのハードウェア、それはココロとカラダです。

テクニックを磨くのはもちろん欠かせません。
ですが、そのソフトウェアが本来のパフォーマンスを発揮できるために
ハードウェアもアップデートしなくてはならないと、私は思うのです。

このブログでは、ソフトウェアのことよりもハードウェアの部分をメインに綴っていきます。

それによって、一人でも多くの方が
「声の仕事に就くために、辛いことに耐え続ける」ことのないように、
楽しく学んでいけるように、
お手伝いが出来ればと思っています。

 

 

アレクサンダー・テクニークとは?

声優・ナレーターの皆さん、「アレクサンダー・テクニーク」という言葉を聞いたことがありますか?

もしかしたら、レッスンを受けたことがある方もおられるでしょう。
私の周りにもレッスンを受けたことがある方が何人かおります。
どんなレッスンかを聞くと、皆さんこう答えられます。

・椅子に座ったり、椅子から立ち上がったりする(チェアワーク)
・テーブルや床の上に寝て、起き上がる(テーブルワーク)
・肩こりや疲れなどを軽減する方法、カラダの力を抜く方法(セミスーパイン)

アレクサンダー・テクニークのレッスンとは、上記のようなレッスンだと認識されているのです。

確かにこれらのワークも、アレクサンダー・テクニークのレッスンです。
ただし、限定的な場面に特化したワークなので、なかなか他の場面に応用しづらいのです。

延々と椅子に座ったり立ち上がったりするワークを繰り返しているせいか、中にはセラピーや自己啓発の類だと認識されている方も。

ですが実際、アレクサンダー・テクニークは声優・ナレーターをはじめ、ダンサー、ミュージシャン、楽器奏者といったパフォーマンスをする方にこそ最大の効果を発揮します。

それもそのはず。
アレクサンダー・テクニークを確立させたアレクサンダー氏本人が俳優だったからです。
アレクサンダー・テクニークとは、オーストラリアの俳優、フレデリック・マサイアス・アレクサンダー氏が発見し、確立させた方法論です。

簡単に説明すると、アレクサンダー氏が長い年月をかけて発見したことで
「アタマと脊椎の関係が人間の行動全てに作用する」ということです。

シェークスピア作品の俳優として将来を期待されたアレクサンダー氏。
俳優としてのキャリアをこれから築き上げていくという時期に、突如、声が出なくなります。

普段の生活では問題なく話すことができるのに、舞台になると声が出なくなるのです。
どんな医者にかかっても治療法は見つからず、俳優として生きていくことを諦めなければならない状況になったわけです。

彼は医者と何度も何度も相談しました。
「私は、声がでるようになりますか?」
ついに医者はノーとは言いました。

匙を投げた医者に対して、彼の返答は
「舞台になると声が出ない原因を、私が突き止めなくてはならないのですね」というものでした。

長年の探求の末、アレクサンダー氏は自身の声が舞台になると出なくなる原因を突き止めます。

それは、アタマを押し下げていること。
普段の生活ではアタマの押し下げは起きていないのですが、いざ本番で声を出そうとするとアタマを押し下げていたのです。

このアタマの押し下げが原因となって咽頭や喉頭を圧迫し、声帯を押しつぶしていたことが
声が出なくなる原因でした。

アレクサンダー氏は「アタマを押し下げをやめる」というディレクションを自分に送り続け、ついには
本番中に声が出なくなるという問題を解決します。

その解決の過程で、「アタマと脊椎の関係が人間の行動全てに作用する」と言うことを発見しました。

アレクサンダー氏の発見は、現在では世界中で活躍するパフォーマーが取り入れるものに進化しました。

演劇学科としては全米最高峰といわれるワシントン大学大学院、世界トップレベルの音楽教育機関であるジュリアード音楽院や英国王立音楽大学などでもカリキュラムに取り入れられています。

近頃は日本国内でも、俳優や音楽家向けのアレクサンダー・テクニークのレッスンは増えています。
ですが、声優やナレーターに向けたレッスンは皆無に等しい状況です。

養成所やボイトレなどのレッスンについての悩み、声のパフォーマーならでは不安要素はあれど、レッスンの先生に聞きづらいことやみんなの前で質問しづらいこともあるはずです。

このサイトでは、そのお手伝いができるよう、
アレクサンダー・テクニークを「自分のやりたいことを実現するための方法」として紹介していきます。

アレクサンダー氏が発見した「アタマと脊椎の関係が人間の行動全てに作用する」ということは、
アタマと脊椎の関係が私たち声優・ナレーターのパフォーマンスに大きな影響を与えると言うことです。

アタマと脊椎の望ましい関係を手に入れることで、望み通りのパフォーマンスに繋がるのではないでしょうか。
つまり、アレクサンダー・テクニークは、「自分のやりたいこと、望み通りの結果を手に入れるために、自分自身を最大限に有効に使う」ということだと言えるでしょうです。

声優・ナレーターとして活躍する皆様が、
声優・ナレーターを目指す皆様が、
望み通りのパフォーマンスができますように。

 

今こそ、いらないものを捨てるとき。

 

捨てることはとても大切ですが、とても難しいです。

すでにプロとして活動している方は、
ご自身が声優・ナレーターになるためのレッスンをはじめた頃を思い出してみてください。

学びをはじめたころ、何もかもが自分にとって新しいことで、
学ぶことが楽しいと感じたことはありませんか?

学べば学ぶほど、新しいことを身につけていく実感がありませんでしたか?
原稿の読み方、滑舌、台詞の言い回し、外郎売り…

新しいことを学ぶにつれて、練習する。
そして上達している自分に、嬉しくなったり、もしかして天才かもと思ったり(笑)

勉強すれば勉強するほど、知識の量も増大していくわけですから、当然、能率が上がるのです。

ところが、ある段階から伸び悩む時期が訪れます。

・レッスンでダメ出しが少なくなる
・一通りのことは学んだので、目新しいものが少なくなる
・繰り返して練習することに飽きる
・結果がでない(オーディションに合格できない、仕事につながらない)

学べば学ぶほど上達した頃とは違い、新しく学ぶことが少なくなってきます。
それは精通してきた証。

ですが、精通してくると壁に突き当たることになります。
これくらいのことはできるという自分自身への評価が「慣れ」を生み出します。
さらに、「慣れ」は好奇心を奪います。

こうして、目の前の壁を見上げては、壁を越えるために上から垂れてくるロープを見つけようとします。

当然、同じように上から垂れてくるロープを探している人はたくさんいます。
壁を越えるきっかけになりそうなものを常に探している人の群の中に、
ある時、一本のロープが垂れてきます。

多くの人は、壁を越えるためにロープを掴もうとします。

ロープにはこうかかれています。

新事務所立ち上げにともなう研究生オーディション。
新作映画のキャスティングをかねた映画監督主催のワークショップ。
タレント無料オーディション。

などなど。

このロープにつかまって引き上げられた先にあるのは、仕事ではありません。
生徒になってお金を払い続けるという現実です。
(わたしも、そんなロープに何度も引き上げられました)

周りの人がロープにつかまってどんどん上に行くのを見送るのは不安でたまりません。
ロープの先に何が待っているか分からないのに一方的に引き上げられるのも不安です。

ではどうすればいいのでしょうか?

周りの人はロープを待っています。
ほとんどの人がロープを探しています。

だったら、ロープにつかまって引き上げられるのではなくて、自分で壁にハーケンを打って登っていきましょうよ。

ロープで引き上げられたら最後、途中で間違ったと気がついたとしても上にたどり着くまでは戻れません。
ロープから手を離して落下する覚悟があるなら話は別ですが、地面にたたきつけられて大怪我をする恐れもあります。

でも、自分で登っているなら、間違っていたと気づいたときに軌道修正ができます。
さて、登る決心ができたら、登る前の準備をしましょう。

いろんなことを学んだあなた。
実は、壁を登って行くには重すぎるのです。

前述の通り、最初の頃は学べば学ぶほど上達します。
ところが一通りのことを身に付けた時から、伸び悩むことになります。
目新しいことがなくなるということも言えますが、
たくさんのことを学んだあなたには、さらなる新しいことを吸収する余地がないとも言えます。
飽和状態になっているのです。

飽和状態に達したら、逆の原理を発動させる必要があります。

それが「捨てる」ことです。

これまで学んだこと、身に付けたことを精選し、削り落として、整理するのです。

この段階になって初めて落とすことができるのが、癖です。

初めはプラスに作用した技も、ある時点からは逆効果になるものがあります。
それが癖というもの。

この癖に気づくには、あなた自身をじっくり観察する必要があります。
また、癖の他にも、余分な緊張やカラダに負担のかかる発声方法、呼吸法など、
いったん習得したことをいかにして捨て、整理するか。

これが壁を登っていくための準備です。

誰かのアドバイスを求めるのも大切ですが、教える側の体験では必要なものであっても、あなたには必要ないものもあります。その逆もしかり。

だから、最終的に捨てるどうかを判断するのはあなた自身なのです。

そのために自分自身をじっくり観察しましょう。
自分が自分をどのように使っているかに気づきましょう。

気づいたことを、あなたの関心、興味、価値観によってふるいに掛けて、いらないものは捨てましょう。

その見極めに、アレクサンダーテクニークは大きなサポートとなります。

アレクサンダーテクニークを応用したヒントが、このサイトにたくさんありますのでぜひ役立ててください。

そして余分なものを捨てながら、壁を登りはじめましょう。

思っていたよりも壁は高くなかった、なんてことがあるかもしれません。

壁をつくり出しているのもあなた自身かもしれません?

 

私が提供しているもの

この『カラダトリセツ』をはじめ、声や呼吸をはじめパフォーマンスに関するアイディアをお届けしたり、それを実践するレッスンを提供しています。

 

『ボイトレせずに良い声を手に入れる7つのポイント』

・メールマガジン『カラダトリセツ』

・発声練習せずに声を魅力的に変えるレッスン
『ボイスアクティベーション』

・カラダの使い方を変えるレッスン
『カラダアクティベーション』

 

ほんの少しのきっかけであなたのパフォーマンスが大幅に進化する可能性を秘めています。

ぜひ、あなたにとって必要なアイディアを取り入れてください。